K町仲介契約【マツモブログ】
カテゴリー:お知らせ~「黄金の奴隷たるなかれ」を胸に~
朝夕はすっかり涼しくなりましたね。
マツモふどうさんの松本です。
先日、K町での仲介契約がございました。
この取引は、改めて「自分が大事にしていること」に気づかされる出来事となりました。
◆ 売主様との出会い
ある日、売主のF様から「不動産を売却したい」とご連絡をいただきました。
ご自宅に伺い打ち合わせを重ねる中で、私はこうお伝えしました。
「たしかに難しい物件ですが、○○万円であれば私が買取させていただきます」
するとF様は即答で「ありがとうございます。すすめてください」と。
お話は順調に進んでいきました。
◆ 調査で見えてきたこと
ところが物件調査を進める中で、私は思いました。
「これは隣接地の方に購入していただいたほうが、売主様にとっても、隣接地の方にとっても幸せだ」
もし隣接地の方が購入を希望されなければ、その時は私が責任をもって買わせていただこうと決めました。
◆ 売主様との押し問答
この考えをF様に伝えると、こう言われました。
「いやいや、もうマツモさんに売ると決めたんだから」
それでも私は引き下がれませんでした。
「私が買うよりも高く売れる可能性があります。ぜひ隣接地の方に声をかけさせてください」
最初は押し問答になりましたが、最終的にご理解いただき、隣接地の方にご相談。
無事に購入していただけることになりました。
◆ 利益よりも大事なもの
F様からは冗談交じりに、
「マツモさんが買ってから売ったほうが儲かったんじゃない? うちはそれでもよかったのに(笑)」
と何度も言われました。
それでも私は「黄金の奴隷たるなかれ」(=お金の奴隷になるな・判断をお金でしてはいけない)という理念を掲げています。
経営者としては「儲けを逃した」と思われるかもしれません。
でも、それでいいんです。
お金以上に大切なものを守れたからです。
◆ いただいた言葉
取引が終わったあと、買主様からは
「親切な不動産屋さんと取引できてよかった」
と嬉しい言葉をいただきました。
その瞬間、心から「やってよかった」と思えました。
◆ 最後に
今回の取引を通して、改めて「自分が何を大切にしているのか」を再確認できました。
F様、買主様、本当にありがとうございました。
これからもマツモふどうさんは、「お金よりも人の幸せ」を大切にしながら歩んでいきたいと思います。